名古屋「LEGOLAND Japan(レゴランド・ジャパン)」

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2017年4月1日に名古屋にオープンした日本初のレゴランド・ジャパン。そのレゴランドへオープン約1カ月後のゴールデンウィーク真っ只中の2017年5月4日に遊びに行ってきた。

LEGOLAND JAPAN(レゴランド・ジャパン)

日本初のLEGOLAND(レゴランド)

日本にはレゴランドのミニ版とも言える「LEGOLAND DISCOVERY CENTER(レゴランド・ディスカバリー・センター)」は東京と大阪にあった。が、名古屋にオープンするのは日本初となるレゴランド。

レゴランドは、レゴ本社のあるデンマークを始めとして世界に7箇所あり、名古屋が8箇所目となる。アジアでは名古屋のほかにマレーシアにもレゴランドがある。

LEGOLAND Japan(レゴランド・ジャパン)へのアクセス

電車で行く場合は、名古屋駅から”あおなみ線”で24分の金城ふ頭駅が最寄り駅となる。朝、”あおなみ線”の乗車券自動販売機は長蛇の列ができていたので、SuicaなどのICカードを用意しておいた方が良い。

金城ふ頭駅からは徒歩で10~15分ほどでレゴランド・ジャパンのエントランスまで到着する。エントランス近くにはレストランやカフェやゲームセンターや妖怪ウォッチのショップなどがあり、行き帰りについつい立ち寄りたくなる店が待っている。

車で行く場合は、レゴランド・ジャパンには専用駐車場がないため、金城ふ頭駐車場を利用することになる。

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入場料と入場券

2017年5月現在の入場料は、こども(3歳~12歳)の1DAYパスポートが税込5,300円、おとな(13歳以上)の1DAYパスポートが税込6,900円となっている。

なお、こども(3歳~12歳)の年間パスポートが税込13,300円、おとな(13歳以上)の年間パスポートが税込17,300円となっており、どちらも3回来れば元が取れる。

1DAYパスポートおよび年間パスポートは公式サイトで購入可能であり、事前に購入してパスポートを印刷して行くのが望ましい。小生が訪れた5月4日の場合、開場の朝10時ごろパスポートを購入するための長蛇の列が200m以上伸びており、パスポートを入手するだけで時間を浪費することになる。

ちなみに、ディズニーランドの1DAYパスポートは、小人(4歳~11歳)が4,800円、中人(12歳~17歳)が6,400円、大人(18歳以上)が7,400円となっている。年間パスポートは、小人(4歳~11歳)が41,000円、中人(12歳~17歳)と大人(18歳以上)が63,000円となっており、9~10回来れば元が取れる。

また、ユニバーサルスタジオ・ジャパン(以降、USJと記載)の1DAYパスは、こども(4歳~11歳)が5,100円、おとな(12歳以上)が7,600円となっている。VIP年間パスは、こども(4歳~11歳)が20,800円、おとな(12歳以上)が34,800円となっており、どちらも5回来れば元が取れる。

レゴランドの1DAYパスポートは、ディズニーランドやUSJと同じくらいの価格又は比較的やや高い傾向であり、年間パスポートはかなり敷居が低い価格設定と言える。

LEGOLAND JAPAN(レゴランド・ジャパン)

レゴランド内の物価

前評判で高いと聞いていたレゴランド・ジャパン内の物価。結論から言うと、高かった。ディズニーランドやUSJといった大型テーマパークではある程度、物価が高いのは想定していたが、感覚的にはディズニーランドやUSJより高かった印象がある。

実際に購入したものとその価格は、500mlのペットボトルが220円、アイスクリームの3スクープが630円、チキンバーガーのセットが1,350円(ポテトとドリンク付き)、フライドチキンのセットが1,350円(フライドチキン2つにポテトとドリンク付き)、フライドチキン2個が680円。なお、チキンバーガーは小さめのサイズなのが残念、フライドチキンは衣がさくさくで出来立ての熱々で美味しかった。

レゴランド・ジャパンの物価は、日本の物価の大よそ2倍、ディズニーランドやUSJの物価の2~3割増しの印象だった。

LEGOLAND JAPAN(レゴランド・ジャパン)

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レゴランド内の混雑

ゴールデンウィーク真っ只中に遊びに行ったので混雑は覚悟の上だったが、予想を遥かに上回る混雑ぶりだった。

アトラクションはどれも長蛇の列なのは想定通りだったが、例えば「Submarine Adventure」のアトラクションは4時間待ち。ゴールデンウィークということで、その日の閉園時刻は最も遅い10:00~19:00で最大9時間の滞在が可能だったが、4時間待ちだと滞在の約半分の時間が待ち時間で終わってしまう。ディズニーランドのファストパスにあたるシステムも無いようだ。

園内の飲食店はどこも店前に長い列がとぐろを巻いていた。昼時を少しずらして14時にチキン専門ファーストフードの「Chicken Diner」に並んだが、注文のカウンターにたどり着いたのは70分後だった。

軽食を販売するスタンドも長い列が待ち構えている。ホットドックを販売する「Marina Snack Shack」は200mにも及ぶ長蛇の列ができていて、ホットドックを買うためにこれほど並ばせるとは正気の沙汰とは思えなかった。

しかし、園内は飲食の持ち込みが禁止である。腹が空いたら園内で買って食べる必要がある。長い列に並んだ上にぼったくり価格の食事を買いたくなかったので、レゴランド外のレストランで食事しようと考えた。が、スタッフに聞くと1DAYパスポートの入場者は再入場できないとのこと。ぼったくり価格の食事を買わせようというレゴランド・ジャパンのせこい作戦にまんまと嵌ったようだ。

園内には3つのドリンクの自販機があるが、これもちょっとした列ができている。ドリンクの自販機ぐらいもっと増やせば良いのにと思う。ここまでくると、わざと並ばせようとしているのではないかと勘ぐってしまう。

エントランス近くには「The Big Shop」というアジア最大級のレゴショップがあるが、店内に入るにはまず列に並び、店内で物を買うにも長い列に並ぶ必要がある。特に閉園時間が近づくにつれて、その列は恐ろしいほど長くなっていく。「The Big Shop」で買い物をするなら午前中など早い時間に済ませるほうが賢明のようだ。

要約すると、アトラクションに乗るにも、ショーを観るにも、食事をするにも、軽食を買うにも、お土産のレゴを買うにも、長蛇の列にまず並ぶ必要がある。その日は明らかにキャパシティを超える入場客数だと思ったが、混雑時のディズニーランドのような入場制限はしていないように見えた。

LEGOLAND JAPAN(レゴランド・ジャパン)

(「Submarine Adventure」に並ぶ列と240分待ちの看板)

遊びに行った感想

ディズニーランドしかりUSJしかり大型テーマパークに行った後の感想といえば「あ~、疲れたしお金使いすぎちゃったな。しばらくは来なくて良いな。でも、家族が喜んでくれたから良かった」あたりが定番である。

レゴランド・ジャパンに行った後の感想はと言うと「もう二度と来ない!」だった。入場料に見合うだけの体験はないし、狭い園内の混雑ぶりにストレスと疲労だけが残った。

7歳と4歳の息子たちが気に入ったのは滑り台と、自分で作ったレゴの車を下り坂で走らせるやつだった。アトラクションに何時間も並ぶのは子供たちも望まなかった。園内に何か所か遊具設備や滑り台があり、並ぶ必要もないので子供たちはそれで遊んでいた。自分でレゴの車を作って下り坂で走らせる遊び場も並ぶ必要がなく、子供たちは好きなように遊んでいた。ただ、それだと家族4人で24,400円払って、ここに来た意味があまりないと親心に思った。自宅でレゴで遊ばせて、近所の公園へ連れて行き滑り台で遊ばせるのと変わらない。

LEGOLAND JAPAN(レゴランド・ジャパン)

高すぎる1DAYパスポート

1DAYパスポートの価格設定がどう考えてもおかしい。1DAYパスポートの価格は、ディズニーランドやUSJとほぼ同程度だが、ディズニーランドは51ヘクタール、ディズニーシーは49ヘクタール、USJは54ヘクタールに対して、レゴランド・ジャパンは2017年オープン時点で9.3ヘクタールと5分の1の広さで、実際に遊びに行っても手狭な印象を受ける。繁忙期の営業時間はディズニーが8:00~22:00と14時間、USJが8:30~22:00と13.5時間。対してレゴランド・ジャパンは10:00~19:00と9時間。つまり、レゴランド・ジャパンは規模が約5倍で、営業時間が約1.5倍の大型テーマパークと同程度の入場料をとっていることになる。

一方で年間パスポートは、ディズニーやUSJと比べて割安になっている。恐らくこっちが適正価格だろう。個人的な感想では、レゴランドはアトラクションはあくまでもオマケで、メインはレゴで遊んだり、レゴで出来た見事な街並みや造形を観たり写真を撮ったりするところだ。つまり、大型テーマパークのように気合を入れて遊びに行くところではなく、たまにふらっと遊びに行く近場の大きな公園のような場所である。だが、年間パスポートは3回来ないと元が取れない。レゴランド・ジャパンは、日本の人気テーマパークというより、愛知県民のための公園と捉えるのが正しいと思った。また、年間パスポートなら自由に出入りできるので好きな時にレゴランドの外へ出て適正価格の食事を取ることもできる。

 

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