SIMフリースマホ選びのきっかけ
フィリピン人の奥さんが母親にスマートフォンをプレゼントしたいと言うので、フィリピンでも使えるSIMフリーの安いスマートフォンを探すことになった。SIMフリーのスマホというと、iPhoneのSIMフリーモデルを除くと、Huawei、ASUS、ZTE、AcerやHTCといった台湾や中国のメーカーのSIMフリー・スマホがまず思い浮かぶ。
ただ、近年は2012年10月設立のプラスワン・マーケティングなる日本のベンチャー企業が「FREETEL」というブランド名でSIMフリースマホを販売し始めたり、2015年7月設立の秋葉原発の新興企業UPQがSIMフリースマホを発売したり、新しい日本勢が世に出てきている。どうせなら日本メーカのスマホを買って応援したいし、どんなものでも日本製のものはフィリピンでとても喜ばれる。
対抗馬は「UPQ Phone A01」
日本メーカの手頃なSIMフリースマホを買うことにしたので、「FREETEL Priori3 LTE SIMフリー」と「UPQ Phone A01」の二択になった。OSがAndroid5.1、ディスプレイのサイズ/解像度が4.5インチ/854×480、メモリが1GB、内蔵ストレージが8GB、デュアルSIMであることは両者ともに同じ。
「FREETEL Priori3 LTE SIMフリー」の発売日は2015年11月20日、価格は12,800円(税別)、カラーは6色の展開。「UPQ Phone A01」の発売日は2015年10月2日、価格は14,500円(税別)、カラーは3色の展開。
広告
スペック
OS | Android5.1 | |
画面サイズ/解像度 | 4.5インチ/854×480 | |
CPU | MT6735M Quad Core1.0GHz 64bit | |
メモリ | 1GB | |
内蔵ストレージ | 8GB | |
外部メディア | microSD 最大128GB(SD/SDHC/SDXC) | |
カメラ | メイン800万画素、サブ200万画素 | |
バッテリー | 容量2,100mAh(取り外し可能) | |
SIM | スロット数2(標準/micro) | |
周波数帯 2G(GSM) | 850/900/1800/1900 [MHz] | |
周波数帯 3G(WCDMA) | 2100(Band1)/800(Band6/19)/900(Band8) [MHz] | |
周波数帯 4G(FDD LTE) | 2100(Band1)/1800(Band3)/900(Band8)/800(Band19) [MHz] |
家電量販店で購入
ビックカメラで「FREETEL Priori3 LTE SIMフリー」と「UPQ Phone A01」を実際に見てみたところ大きさやデザインに大差はないように思った。結局、ビックカメラで「FREETEL Priori3 LTE SIMフリー」を購入することにした。購入したのは11月23日だから発売日から3日後だった。税込で13,824円。
決め手となったのは価格と対応周波数帯の多さだった。「UPQ Phone A01」は3GがBand1、Band19の対応、4GがBand1、Band3、Band19、Band28の対応とSIMフリースマホのわりに心許なく、「FREETEL Priori3 LTE SIMフリー」より対応周波数帯が下回っているのに価格が1,700円高い。
他にもバッテリー容量やメインカメラの画素数など細かい点で安いほうの「FREETEL Priori3 LTE SIMフリー」がスペックが上回っているところがあった。購入後に調べて知ったが、「FREETEL」を出している新興ベンチャーはモバイルに特化したビジネス、UPQは色んな家電を出している新興ベンチャー。モバイルに懸ける意気込みの差が、スペックや価格に現れているような気がした。
広告
使ってみた感想
日本では使わなかったため、フィリピンで使用した感想。SIMカードを刺して問題なく普通にスマホとして利用することができた。難点は2つ。SNSによるテレビ電話は性能不足のためかメモリ不足のためか出来なかったこと。バッテリーがすぐ熱くなるようで、常夏のフィリピンで使っていると、高温のためバッテリーを外してくださいとのアラームがよく出ること。ただ、14,000円で購入したスマホのわりによくできていると感じた。コストパフォーマンスは悪くないと思った。