SIMフリースマホ選びのきっかけ
小生はiPhone6 SIMフリー版にIIJmioの格安SIMを挿して利用、奥さんはiPhone6 Plus SIMフリー版に同じくIIJmioの格安SIMを挿して利用している。ところが、奥さんがフィリピン帰省中に自身のiPhone6 Plus SIMフリー版を質屋に入れてしまい、スマホなしで日本に帰国した。そこから、今回のSIMフリースマホの購入検討が始まった。
中古のiPhoneは高い
最初に検討したのが中古のiPhoneを購入すること。ネット通販やブックオフの中古iPhoneを価格を確認してみると想像以上に高い。予算は3~4万円で考えていたが、目当てのiPhone6やiPhone6sの中古は、はるかに予算を超えており断念した。
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Android端末の王道であるNexusは高い
中古のiPhoneを諦め、奥さんに希望を聞くとテレビでコマーシャルが頻繁に流れているNexusが欲しいとのことだった。ネットでGoogleストアを見てみると、現在の最新Nexusは「Nexus 5X」と「Nexus 6P」の2機種、後者のほうが画面サイズが大きく、iPhone6とiPhone6 Plusの関係に似ている。
運良くGoogleストアでNexus機種の6,050円の割引キャンペーンが実施されていた。しかし、さすがはAndroid端末の王道。Nexusは高かった。割引後でも予算を大きく超えており、Nexusも断念することに。
- Nexus 5X 16GB SIMフリー:税込52,300円 →割引後 46,250円
- Nexus 5X 32GB SIMフリー:税込56,400円 →割引後 50,350円
- Nexus 6P 32GB SIMフリー:税込74,800円 →割引後 68,750円
- Nexus 6P 64GB SIMフリー:税込80,800円 →割引後 74,750円
HUAWEI GR5 SIMフリー vs iPhone 6s Plus
iPhoneとNexus以外のSIMフリースマホとなると、Huawei、ASUS、ZTE、AcerやHTCといった台湾や中国のメーカーが精力的にリリースしているスマホ、もしくは日本の新興ベンチャー企業が出しているスマホとなりそうだ。
各社のスマホのスペックを比較していると、「HUAWEI GR5 SIMフリー」が3万円台のわりに非常にスペックが高く目に止まった。「HUAWEI GR5 SIMフリー」の発売日は2016年2月12日で真新しく、価格.comのスマホ人気ランキングでいきなり1位を獲得しており人気もありそうだ。
「HUAWEI GR5 SIMフリー」を10万円以上するiPhone 6s Plus 16GB SIMフリーと比べるのは酷だが、比較してみるとスペックの高さがよく分かった。画面サイズが5.5インチで解像度が1920×1080なのは両者同じ。iPhone6s Plusが幅77.9x高さ158.2x厚み7.3mmで192gなのに対して、HUAWEI GR5は幅76.3x高さ151.3x厚み8.15 mmで158gと、大きさはほぼ同じだが34gも軽い。iPhone6s Plusが2,750mAh、HUAWEI GR5は3,000mAh。iPhone6s Plusのメインカメラは1200万画素、インカメラは500万画素、HUAWEI GR5のメインカメラは1300万画素、インカメラは500万画素。それでいてHUAWEI GR5は3万円台。最近は中国メーカーのスマホも品質が向上してきたと聞くし、HUAWEI GR5を購入することに決めた。
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スペック
OS | Android5.1 | |
画面サイズ/解像度 | 5.5インチ/1,920×1,080 | |
CPU | Qualcomm MSM8939 オクタコア(4×1.5GHz+4×1.2GHz) | |
メモリ | 2GB | |
内蔵ストレージ | 16GB | |
外部メディア | microSD 最大128GB | |
カメラ | メイン1,300万画素、サブ800万画素 | |
バッテリー | 容量3,000mAh(一体型) | |
SIM | スロット数1(micro) | |
周波数帯 2G(GSM) | 850/900/1800/1900 [MHz] | |
周波数帯 3G(WCDMA) | Band1/Band5/Band6/Band8/Band19 | |
周波数帯 4G(FDD LTE) | Band1/Band3/Band5/Band7/Band8/Band19/Band28 | |
周波数帯 4G(TDD LTE) | Band40 |
ネット通販で購入
2月20日、ネット通販で「HUAWEI GR5 SIMフリー」を購入した。発売日は2016年2月12日なので、発売から8日後の購入となった。税込で33,822円。なお、ビックサイトのサイトでは税別で34,790円、税込で37,573円、ポイント加算を考慮するとほぼ変わらない値段。
使ってみた感想
購入した「HUAWEI GR5 SIMフリー」のカラーはゴールド。第一印象は、金属感があって高級感もあり、とても3万円台には見えない、だった。iPhone6s Plusとほぼ同じ大きさだが、かなり軽く感じた。また、驚いたのが指紋認証の早さ。背面にある認証ユニットによる指紋認証はiPhoneより早いように思う。
製品の入っている箱、SIMカードのスロット周り、設定画面のデザイン、様々なところでiPhoneにとても似ているように思った。プリインストールされているアプリが最小限となっているのは非常に好感が持てた。主要各社のモバイルネットワーク設定は事前に登録されており、IIJmioのmicro-SIMカードを挿すだけで使えた。3万円台でこのハイスペックでデザインも申し分なく、使用感も好感触で不満もなく、コストパフォーマンスがとても高い買い物となった。
(追記)意外だった盲点
「HUAWEI GR5 SIMフリー」のスマホケースについて。iPhoneのように家電量販店やドンキホーテでたくさんのデザインの中から実際に手にとって選ぶなどという贅沢な状況はなく、「HUAWEI GR5 SIMフリー」のスマホケースは店頭で全く見かけなかった。そこで、Amazonで「HUAWEI GR5 SIMフリー」のスマホケースを検索した結果から選ぶことになった。検索結果はそれなりの数で、その中から吟味して選んだケースは900円に加えて配送料450円で合計1,350円だった。
配送は注文の3日後だったが、それから家に届くまでが長かった。2週間後にやっとケースが家に届いてようやく、その理由が分かった。HUAWEIは中国の会社だけあって、中国にはHUAWEI製品のスマホケースが種類豊富にあるようで、配送は中国からの国際郵便だった。Amazonで見かけたケースの写真はさすがに綺麗だったが、中国製のスマホケースは安っぽさと雑な作りが目に付くような代物だった。スマホケースが選びたい放題のiPhoneなどと違って、ある程度諦めの気持ちが必要なようだ。
(追記)2カ月間使ってみた感想
購入したての頃は全く問題なかったが、2カ月間使ってみて気になった点。毎回ではないが、標準の写真アプリを起動しようとタップすると3~4秒待たされることがあり、また写真アプリが落ちることがたまにある。なので、絶好の撮影タイミングを逃すことがあり、ストレスの原因となっている。